back in time

私が初めて佐藤耕平を知ったのは、紙プロのインタビュウだった。
現役の修斗王者でありながら「全日本に入りたい!」と屈託のない笑顔で答えていた。
私が読んだ時点で既に全日は分裂した後だったので、「あぁ、これが実現していたら面白かったのに」と、残念に思った。
高山と並んでもひけを取らない長身でありながら、坊主頭と幼い顔のせいで、彼は中学生のように見えた

先月ZERO-ONEで実際に見た時には、まさか同一人物だとは思わなかった。
坊主頭は金髪になり、道着で隠されていた身体にはタトゥーがあり、ピアスもつけていた。2年経って、中学生が不良高校生になったようだった(笑)。
ZERO-ONE所属になったものの、結局、総格路線を歩むのだろうな」と思った。
それでも、大谷に締め落とされた顔は確かに幼く見えた

どうしてここまで耕平が気になりだしたかというと、やはり高岩について来た後楽園での姿を見たからだと思う。
実現せずに終わるかと思われた彼の夢が、全日からNOAHに場所を変えて実現するかもしれない、それが私に期待を持たせた。
正に全日向きの身体を持っていながら全然別の場所で育った彼が、生え抜きの選手とどう絡むのか。
体重はともかく、殆ど同じ身長の森嶋や力皇と闘ったら、果たしてスウィングするのだろうか?
昨今の自分の嗜好からすれば、是非とも見たいと思った

真撃を見に行って、ビデオでしか見たことのないUルールの試合は、確かに彼に相応しかったので、その点では満足しているが、結局今の耕平が追っているのが田村なのだと分かって、私の興味は一時おあずけとなった。
いつかグリーンのマットの上で彼を見る日は来るのだろうか。それを見た私は、どんな感想を持つのだろう。
その時耕平がどんな表情をしているのかは、目に浮かぶような気がする。何となく、だけれど

*その紙プロは大すけのインタビュウが読みたくてバックナンバーを買ったんだけど、NFを倒したタモマサや、プロレスラー宣言した長井が載ってたりして、改めて読み返してみると、2年という月日の長さをしみじみと感じるのだった。
その頃大すけは長井とイイ感じだったんだけど(Bフィアー:バト版NFとかゆってた←苦笑)、今の立場って全く逆なわけでしょ?
全日所属になっちゃった長井と、ああゆうこと(嫌味)になっちゃったカッキーに、大すけはどんな想いを抱いてるのかなぁ…