FINAL BURNING in Budokan 小橋建太引退記念試合

チケット取るの大変だったー。Noahの旗揚げを思い出した

私は三沢から入って、途中いろんなレスラーに転んで、でも小橋は通っていないのだが、彼は好き嫌いとは別のいつもちょっと高い次元にいるプロレスのシンボルみたいなものだと思っていたので、いざ引退となるとさすがに時代が終わる気がした。
ぎっしり満員の武道館の客席を見ていたら、10年ちょっと前のタイムスリップしたみたいだった

私が初めて武道館でプロレスを見たのは2000年のチャンピオンカーニバル決勝で、奇しくも同じように二階の南スタンドに座った。
あれからいろいろあって、でも、あの時のメインの小橋も大森も、多聞も雅央も小川も丸藤も渕も、試合には出ていないけれど田上も川田も池田もいて、三沢だけがいない、そこで小橋が現役を引退するというあまりのドラマチックさに、涙は出なかった。
最後の最後まで、小橋はこういうのが似合うよなと、少し笑いこそはすれ

メインについては何も言うことはなくて、アンダーのカードの方に懐かしさと嬉しさで単純にときめいた。
13年前と同じように。

天龍と小川のタッグもノーフィアーの復活も、とても嬉しかったが、一番目に焼き付いているのは、メイン終了後に選手たちがひとりずつ小橋に挨拶をしている列の、最後の最後に並んだ多聞の表情だ。
全盛期のパートナーにはなれなかったが、ベルトを巻いた最後のパートナーとしての誇らしさと寂しさはいかばかりだったろう。
これを機に彼まで引退しやしないかと恐れていたが、明けて翌日、田上の引退が発表されるに至って、完全に四天王の時代は終わったのだと、初めてそこで喪失感に襲われた。
いや、とっくに終わっていたのだ、13年前に。そのことをやっと、認めなければならないのが、辛く悲しいのだ。
そんなこちらの葛藤の原因でありながら、小橋建太は最後の最後まで晴れやかでまぶしかった。
外は5月にしては寒すぎる雨の夜だというのに、だ

興行については こちら
第三試合、天龍と小川掛け合いの、なんともなまめかしいことといったら!
ああいやだいやだ。また戻って来てしまった。やっとプヲタを卒業できると思ったのに!