謙虚な大ちゃんの「オガワさんっ!」に目眩

6週間ぶりに観戦。やっぱり「ナマ」は良い。
力皇のデビュー、志賀の意地、恐い川田・・・見所はたくさんあったが、やはりオレ的には、メインの6人タッグ。
「そーだよ、オレってチャブラーだったんじゃんかよー!」再認識した試合だった。

三沢が肘を負傷したと聞いて、不安だった。彼の事だ、休みはしないだろう。でもそれで、もっと悪化したらどうするんだ?これ以上小川は、踏ん張れるのか?
「今のチャブルにベルトは要らない」と思っている私でも、その後の事を考えると冷静ではいられなかった。それ以前に、「納得出来る試合」が出来るのだろうか?・・・不安は解消された。
大ちゃんの気合いと、小川の責任感によって。

コーナーにいる時から、既に大ちゃんはヤル気だった。先発の小川に声を掛けているのを見て、判った。
後の事は、殆ど覚えていない。ただひたすら痛めつけられる大ちゃんと、見守る三沢と、何とかしたい小川。
三沢が余りカットに出なかったのは、肘の所為なのか「任せた」という気持ちからなのか・・・どちらにせよ、大ちゃんははっきりと応えた。あの顔ぶれの中で、自分の存在を示した。
相手が何度も交代しているのに、一人で耐え抜いた。
ベルトが絡まない相手との、それも6人タッグ。前日連勝は止まっているのだし、こちらはジュニアが二人。負けたって、誰も文句は言わないだろう。
しかし、勝ったのだ。殊勲者が大ちゃんだって事は、誰の目にも明らかだ。

頑張って耐え抜いて、ついには動けなくなった大ちゃんを小川が「救出」した時、会場からは笑いが洩れていたけれど、私は感動した。二人に、何か特別のものを感じた。もしかして大ちゃんがレギュラーになって、一番嬉しい(そして燃えている)のは、小川なんじゃないか?と。

前言を撤回する。大ちゃんには、是非チャブル入りして欲しい。そしてカッキーや丸藤とではなく、小川と組んで欲しい。この二人なら何処で誰と闘っても、最高のファイトを見せてくれるに違いない。
それには、三沢が三冠に向かってシングルに照準を合わせないと。つまりは「三沢復活!」が何よりも必要なんだ。

「イナヅマ!」・・・ハズしちゃったのは御愛敬だけど、ね?(苦笑)

☆本日の入場テーマ☆
「Caught In The Crossfire」John Wetton