どすこい!一代

力皇デビュー戦が、想像以上に面白かった。これからどんな選手に成長してゆくのか、楽しみ。
力桜時代は、あんまり記憶にないのだけども。

「最強の格闘技は何か?」については緒論あるだろうが、私にとってはズバリ「相撲である!」。
近所に相撲部屋が点在していて、町中で力士とすれちがうのが日常の場所で、私は生まれ育った。相撲がごく身近にあった。その時応援する力士がいるかいないかで、熱中の度合いは違ったが、ずっと関心を失う事は無かった。好き嫌いでなく、「そこにあるのが当然」という環境だったのだ。
だからとても、冷静には語れないのだが。

角界からプロレス入りする「元力士」を、何人か見て来た。現役時は応援していなくても、気になった。
「プロレスなんかに馬鹿にされるな!相撲の凄さを見せつけてくれ!」一時期新日に没頭していた頃でさえ、そう思った。
いや、だから・・なのだ。

輪島がプロレス入りした時、あまりに無惨にやられているのを見て以来、私は全日が嫌いになった。横綱が平幕(天龍)に勝てないなんて、耐えられなかった。今思えば当然の事なのに。
「たら・れば」は禁句だが、あの時輪島がベルトを取れるくらい化けていたら、私は全日を好きになっていたろうか?
時々ふと、そんな事を考えたりする。だとしたら、現在の私は無いだろう、とも。
私は過去を知らないけれど、この熱中ぶりは今だからこそ、と知っている。そして出来る限り長く、熱にうかされていたいと願っているのだ。

☆本日の入場テーマ☆
「Aces High」Iron Maiden