ノア の〜あ NOAH(ひつこい)

昨日は買い物ついでに、ネットカフェへ。気持ちがプロレスモードに入ってしまい、帰りに寄った本屋で石川雄規の「情念」を購入。あぁ、給料日後はいつもこれだ(反省)。もったいないから、ゆっくり読む事にする。

プロレス本とゆえば、「チャンピオン〜三沢光晴外伝」。
みなさんは、どんな感想を持ったのかしらん?
私の感想は只一言。穴があったら、入りたい!!!

本人が書いた自伝でないのだから、この本は当然作者の物だ。題材=三沢を通して語られる、長谷川博一の内面。それは構わない。文体が妙におちゃらけていたり、読者を無視した固有名詞が出て来るのも、許そう。
ただ、どうしても許せないのは、芸風がオレとそっくりな事!
この本を読んで、彼の読んでいた雑誌、影響を受けた音楽評論家が容易に推測出来る。いきがって持論を振りかざし、誰にも読まれない文章を書き綴っていた、過去の私を見せられている様でいたたまれない。
昔の自分が可愛いなんてゆえる程、私は成長していないから。

自分の夢に「NOAH」と名付けた三沢。それを知って、ジャクスン・ブラウンの「洪水の前に〜befor the deluge」を思い浮かべた私。図らずも長谷川博一は、ジャクスンの「孤独なランナー」を、三沢に聴かせていた!
だから3人が同じと言う気はないが、共通したその事実が私を赤面させる。大人になるって、これで良いの?いつまでも捨てられないものは、そのままで良いの?なら私は、いつ大人になれるの?
戸籍上でも肉体的にも大人の筈なのに、私の中にはずっとその頃の「可哀相で恥ずかしい私」がいる。数少ない友達と何枚かのアルバムだけが味方だった、生意気な娘。今でもジャクスンを聴くと、涙がこぼれる事がある。
もしも「NOAH」が正式名に決まったら、それを口にする度に、泣いてしまいそうな気がする。
自分が通って来た全てを肯定出来るのが、大人になるって事なのかもしれないけれど。だったら当分、大人にはなれそうもないよ。

☆本日の入場テーマ☆
「running on empty」Jackson Browne