三題噺「出発・自由・信念」

明日はいよいよ旗揚げ。思い返せば、激動の日々たっだ。ほんの2ヶ月前、世界タッグの行方に心を痛めていた事が懐かしい。あれから随分、時間が経った様にも思えるし、あっという間だった気もするし。自分でも意外な事に、私はあの時程追い詰められてはいない。平常心とまでは言わないが、落ち着いて生活している。結局このタイトル↑は、無駄だった。自分の感情なんて、そう簡単にコントロールできるもんじゃ、なかった。

たった一度きりの旗揚げを、会場で目撃出来る二千人のファンがいて、外で見守る千人のファンがいる。そしてその何倍ものファンが、遠くの空の下で、有明に思いを馳せるのだろう。普通はマイノリティの私も、明日は多数派だ。その時間は、いつもの様にビールを飲んで、野球中継でも見ながら「あぁ、今頃は・・」などと思うだろう。
でも、決して悔しがらない。負け惜しみでなく、私にはそれが相応しいと思うから。

墨田区出身と称しているが、私は実は、江東区の生まれだ。小学校五年まで「深川」に住んでいた。だから有明は、知らない土地じゃない。当時は何もない所で、今の様子など想像も出来なかったけれど、よりによってNOAHの本拠地になった事には、少なからず運命を感じる。あのまま深川に住んでいたら、こうはならなかった私が、ヤツらに故郷を思い出させてもらうなんて。そうそう、有明には大きなプールがあって、夏休みになるとバスに乗って通ったっけ。この夏からは、ヤツらに会いに通うのか。ちょっと感慨深いものがある。

今日は少し、おセンチなアタシ(苦笑)。三沢と仲間達に、旗揚げに向けて贈る曲は何が良いか、ずっと考えてたのに「今風の選曲」が思い浮かばない。出発・自由・信念の三題噺で、今の私に連想出来るのは、この曲くらい。ええ、クサいですとも。ベタですとも。だけど愛だけは、篭ってるんで。

出発を祝って!この先に訪れるであろう慶びも苦難も全て、私は貴方達と共有したいと思っています。

☆本日の入場テーマ☆
「Don't Stop Believin'」Journey