魅惑の雄叫び

さて、陛下である。
昨日ディスコグラフィーに追加した『HEY HO LET'S GO 97』は、TAMONESの参加したオムニバス・アルバムの第2弾。
あ、TAMONESは『たもーんず』と読みます。『タモネス』じゃありませんので(笑)。

前作から2年半のインターバルを置いて作成された訳だが、陛下はさすがです。上達なすってます。
もちろん本職ではないのだからお世辞にも上手いとは言えないけど、板についてきたというのか、堂々としている。
収録曲は5曲(内1曲は別のメンバーが歌っている)と少なめ。でも、出来は良い。
ボーナス・トラックとして前作にも収録されていたDo you remember R'n'R radio?がリメイクされていて、その微妙な上達ぶりに、「人間とは進歩の動物であることだなぁ」と思ってしまったのだった。

と、ディスク・レヴューはここまで。
私がヤラれてしまったのは、実はその歌よりもライナーノーツの文章だったりするのだな、これが。
ロック少年&少女だったら、自分の好きなバンドのアルバムのライナーを書いてみたいと思うものだろう。
少なくとも私はそうだった。
彼の文章を読んで、そんな青臭い、しかし熱いロック魂みたいなものを久しぶりに思い出した。
彼はパンクで私はメタルだけれど、共通点があると勝手に思い、嬉しくなった。
思春期にこういう思いを抱いた人間が今は『オトナ』と呼ばれる年齢になり、それぞれの持ち場で頑張っている。
それが誇らしく、私も自分の中にあるものを忘れず、彼に負けないように頑張らなきゃなぁ…と、珍しく前向きな気分になった。

本当なら全文掲載したい処だがそうもいかないので、<A HREF=http://www.geocities.co.jp/Athlete-Crete/1069/de/words.html>最後の部分だけ抜粋した</A>。
彼のファイト・スタイルは、この信念の上に成り立っている。
誰が何と言おうと、貴方はカッコ良いです!!>陛下