闘争意欲と意地

さんざっぱら騒いで、結局永田かい…(苦虫)>X@ZERO−ONE
興味がないどころか、「意地でも見るか!」って気になる。
永田は嫌いじゃないけどさ。余りに安易だ。

プロレス・ファンだったら、やはり団体に愛着を持つだろう。
だが詰まるところは、選手だと思うのだ。
新日と全日の決戦は、去年の今頃なら『絵に描いた餅』だったけれど、NOAH旗揚げの余波であれよあれよと現実が願望を追い越して行った。
しかしそれが本当に、かつてファンが望んだ通りのものだったかといえば、私は違うと思う。
秋山の行動に覚えた違和感が、また湧きあがる。

最初に団体ありきで、選手のモチベーションは高まるのだろうか。
そんな愛国心じみた胡散臭いものより、個人の欲求が優先されるべきだ。
散々悪態ついた秋山は、それで納得するのか。
橋本が闘いたいのは、『NOAH三沢光晴』なのか、新日本プロレスという組織なのか。
そこに関わる全員に、私は全く必然性を感じない。

不可能なのは承知で、田上vs安田が観たい。
年功序列のプロレスと違って、相撲の世界は番付至上主義だ。
かつてインタビューで安田自身も言っていた。『現役時代の番付が下の田上には負けられない』と。
身体に染み付いた意識こそ、純粋な闘争意欲を生むと、私は思うのだが。

☆どすこい仁義
以前田上が太刀光に、「全日に来れば良かったのに」と言ったそうだ。
しかし太刀光は『幕下止まりの泉田』の後輩になるのが嫌で、全日に入らなかった。
で、現在ああいう事をやっている。
私はもちろん泉田が好きだが、太刀光の意地も分かる気がする。
一見逃げているように見えるかもしれないが、そういう拘りはアリなんじゃないかと。