結局見に行って凹んでるし>オレ

給料が安いから負けたわけじゃないさ。
やる気がないのと、表に出さないのは違うんだ。
そんなの他人が言う事じゃないだろう。
それも選手でもない人間が、さ。

高山戦後の泉田のコメントを読んで、感動した。
「恐れるものはなくても、嫌なもんはいると思うから、俺が嫌なもんになってやりますよ」
よくぞ言ってくれた。今後田上とか多聞に関する批判に凹みそうになったら、この言葉を思い出すことにする。
今だから言うけど、田上が泉田と組むって聞いたときはちょっぴり残念だったんだ。
私は田上のやることは全部受け入れるつもりでいたし、相撲っていうルーツに拘ってくれたのは嬉しかったんだけど、正直な話「泉田ぁ?」って、思っちゃった。
「あぁ、トップ獲るのは諦めたのかなぁ」って。
でも、やっぱり田上の選択は間違ってなかったよ。

負ければ賊軍の世界だから。まして負けた側には、弁明の場も与えられないし。
だけど負けても心の中でこうやって思ってるって分かっただけで、満足だ。
中堅あってのトップ。大相撲に幕下があるように、プロ野球にファームがあるように。
そこにいる人間は、絶対今のまんまで良いなんて思ってやしない。
いつかきっと!って思ってなけりゃ、やってられるわけないじゃないか。あんな激しい仕事を。
もしかしたら、その『いつか』は来ないのかもしれない。
でも、思い続けてやって行く事が大切なんじゃないか。
私はその心意気に惚れて、会場に足を運んでしまうんだ。

選手が他の選手を小バカにしたように言うのはパフォーマンスだ。
だからそれに便乗するような事は絶対にしたくない。
どんな選手にもファンはいるし、ファン心理はこんな立場だからこそ良く分かるつもりだから。
批判と非難は違う。
曲がりなりにもこうして自分の意見を述べる場を持つ身として、決意を新たにした。

・・・でも嫌いなヤツは、キライ!!!なんだけどさ(苦笑)。