イナヅマ・サーガ

いよいよ明日開幕。でも、今日は全日@武道館の結果が気になって仕方なかった。
思えば丁度1年前、アンタッチャブル(当時)ファンにも関わらず、聖鬼軍(懐)の勝利に狂喜乱舞した私(苦笑)。
たった1年、されど1年。ベルトは其々新しい主の許へ。あぁ、無常…って、当然私が注目していたのは、三冠でも世界タッグでもないわけで。

もう全日には何の興味も郷愁もないので、どのベルトが何処に行こうが知ったこっちゃないが、アジアタッグだけは、気にかかって仕方なかった。だって、多聞と雅央が大事に持っていて、大すけがあんなに欲しがっていたんだもの。それをよりにもよって、大すけのかつてのパートナー=カッキー&長井が獲ってしまうとは。すごく複雑な心境。
いっそのこと永田に…と願わないでもなかったが、パートナーを真壁に替えた時点で、これはねぇな、と。だから、今日の結果は覚悟していたはずなんだけど。

カッキーと大すけが組んでいた時期は後追いでしか知らないし、当人はそんなセンティメントは持っていないだろうけれど、だからこそ、私の中には池田大輔のサーガがあって、それを基準に考えてしまう。
自分に呆れつつ、大すけがカッキーになっていたかも知れないと、未練を捨て切れない。
世界征服だ、復讐だと、冗談めいて聞こえる彼の夢が現実になるとしたら、アジアタッグこそは、その第一歩になるはずだった。
旗揚げ一戦のみで離脱して散々な評価を浴びて来たカッキーが、もしも大すけだったら…と、不毛な想像をしてしまうのだ。

GHCジュニアに関しては、もうキッパリ諦めた。今のNOAHの状況では本人のコメントはとても望めそうもないけれど、それを勝手に解釈しないようにせねば。
願望と、言い訳は違う。何度も自分に言い聞かせて、それでもこうして逡巡を繰り返してしまう。ファンというのは、身勝手で愚かなものであることだなぁ(詠嘆)。