はらわた煮えまくり

君子危うきに近寄らずで、極力秋山の発言には触れないようにしてきたが、うっかり<A HREF=http://www.yomiuri.co.jp/hochi/battle/jul/o20010707_50.htm>これ</A>を読んでしまい、血管が8本ほどブチ切れた。

全然ダメ。一切共感できない。言ってる事ひとつひとつが、気に障って仕方ない。
全日時代は「オリンピックに行けなかった僕を、馬場さんが拾ってくれた」と言っていたんじゃないのか。
それなのに、「高校と大学のチャンピオンじゃ全然違う」だ?多聞にも谷津にも長州にもマサにも(笑)、自ら勝てないと言ってるのと同じだ。
…そう言われるのを読んでか、「相手のできないことをやっても仕方ない」…事後策だけはぬかりない。
秋山がそういうレスラーだというのは本人の営業方針だから仕方ないとして、それをマスコミとファンが挙って「プロだ」と持ち上げるのが、全くもって気に入らない。
本当のプロは、精神安定剤を服用していることなんか、公言しちゃいけない。怪我を隠すより、そっちを隠せ。

人間が一生に味合う苦労というのは誰もほぼ同じだと、私は思っている。量と質は違うだろうが、それは受けとめる人物の度量次第だ。そして泥を噛んでこそ、成長出来るのだと。
多分秋山は、その前半生において泥を食い尽くしてしまったのだろう。だからレスラーとしては順風満帆に歩んでいる。本人は絶対に違うと言うだろうが、そこで違うと言ってしまう態度こそ、違うんじゃないか。

「許されるのであれば、引退して会社に入りたい」と言う選手に、私はどうしても好意を持てない。

比べるつもりはさらさらないが、『現役』という言葉に拘っている選手がいる。
あと10年は好きなことを続けたいと。果たしてそこまで続けられるのか、自称・女中としてはハラハラしているのだけれど(笑)、今正に彼は泥の中でもがいていて、だからこそその姿に私は打たれ、惹かれるのだ。

言わなきゃ分からない事は確かにある。しかし、言ってしまったら終わりという事だって、絶対あるのだ。
秋山はいつ気付くのだろう。一生気付かない…ふりをして行くのだろうか。