強火の遠火

昨日はとんだ<A HREF=http://www4.ocn.ne.jp/~tamaki3/essay/index.htm>醜態</A>を晒したものだが、あれもまた、私の中から出て来たもので。
言い訳はしない。つうか、恥の上塗りを(苦笑)。

以前、相方:桃に言われたのだが、私は泣いてる男に弱いらしい。
リングの上で涙こそ流していないけれど、今の大すけは泣いてると思う。
声を殺して迷彩ガウンの裾を噛み締め啜り泣いているのか、はたまた駄々っ子よろしく腕をグルングルン振り回して号泣しているのか。
どちらにしても、当分その状態は続きそうだ。願わくば、私が観戦する時まで続いていて欲しい。
選手諸氏並びに大多数のファンには、申し訳ないが。

<A HREF=http://www11.u-page.so-net.ne.jp/fd5/ma_sk/>師匠</A>曰く、大すけの熱さは遠赤外線だと。
目には見えぬものの、じっくりと対象に染み入り、反応を起こす。
今のところそれは、選手・ファンともに不快感という拒絶反応のようであるが。

最近、自分で気付いた事がある。おそらく桃も知らない、私の一面。
私は愚かでみっともない男が好きなようだ。もちろん、理論派でノーブルな男のパンキッシュな側面にも惹かれるのだが(笑)、それとは別にデッドエンド=袋小路にはまり込んだ今の大すけが、面白くて仕方ない。

今の大すけに、旗揚げ戦のカッキーを重ねるファンは多いだろう。そう考えると、たった一戦でケツをまくったカッキーは、何と潔かったのだろう。
連日パートナーに食ってかかり、空気を凍りつかせる大すけは、はっきり言ってみっともない。
いみじくも「NOAHを面白くするのは個人個人だ」と彼は言ったが、開幕から3戦終わった時点で大すけがNOAHを面白くしているとは、言い難い。しかし、確実にこれだけは言える。
今の池田大輔は、予断を許さず予想がつかないという点においては、絶対に面白い。

いつまでこの状態を続けられるのか、最早ガマン大会の様相を呈して来た感もあるが、こうなったらとことん付き合うつもりだ。
私の妄想世界での大すけは、炎天下にどてらを羽織って火鉢に当たり、泣きながら鍋焼きうどんを食べている。
こんな可愛い男を、見捨てられるものか。