the choice was yours. no-one else's

私は嘘つきになってしまった。石川雄規の骨を拾うとここに書いたのに。私が屁理屈をつけて行かなかった昨日、バトラーツは<A HREF=http://www.nikkansports.com/news/battle/p-bt-tp0-011015-03.html>こういうこと</A>になった。予感はあったのだ。NKホール以降ほぼ空欄の公式のスケジュール表、方々の掲示板で囁かれていた不穏な噂。越谷まつりだって、行こうと思えば行けたのに。私は現実を見るのが怖くて、無意識にGHCタッグやカードのせいにして逃げたのかも知れない

このニュースを知った時、石川雄規の声が聞こえた。
「これからの俺たちを見ていてくれ!」と誇らしげに、私にそう言った声が。あれは幻だったのか。いや、握り返してくれた掌の感触は確かに熱かった。
猪木軍入りという彼の選択が、こうなった原因であることは間違いない。それを誤りだったとは、私には言えない。
彼はこうなることを知っていて、それでも退くのを潔しとしなかったのではないか。そう思わずにはいられない

とりあえず解散でないことがせめてもの救いか。キッチリけじめをつける場所としてNKホールという舞台を用意してくれたのに、行かなかった卑怯者の私。出来ることなら沖縄か鳴門へ行って、けじめをつけたい。けれど現実問題として、それは不可能だ。今後私は後悔と後ろめたさを引き摺って行くことになるだろう。
再びリングの上の彼に会う日まで

それでも不思議と重苦しさはない。この展開は、まだまだ予想の範疇にあるから。
そしてこれが終わりではないから。人生にタオル投入はない…なんと、らしい言葉だろう。
ひょっとしてあの時彼が言った「これからの俺たち」というのは、この事態を指していたのでは、などと考えてみたくなる。
今後に向けて言えることがあるとすれば、ただひとつ。この期に及んで尚、石川雄規は依然として私に妄想じみた期待を抱かせるレスラーである。
嘘つきと呼ばれること、無様に負けることを恐れない姿勢に、私は共感と愛しさを覚えるのだ