shades of truth

このオフは、殆どNOAHのビデオを見なかった。
その代わりに見ていたのは、バトのだったり藤原組のだったり。結局、石川を見ていたかっただけなのだが(苦笑)。
それと、借りて来たPRIDEのプロレスラー列伝というのと。これを見て、私のVT観は大きく変わった

以前は「あんなの、どこが面白いんだ」と思っていた。
知らない格闘家が知らない外人と、美しくない殴り合いをするなんて、全然興味が持てないと。
が、それがちょっとでも知っている選手が出ているだけで、こんなにも印象が変わるんだなぁと、意外だった

アレクにカールに松井に佐野…結構出てるんで驚いた。
そして、みんなプロレスのリングに上がっている時と違うので、新鮮だった。
松井やカールはそうでもないが、佐野は全然違った。もちろん髪型もモヒカンじゃないし(笑)、タイツも違うんで、そのせいもあるかもしれない。
でも私にとって一番ショックだったのは、佐野がタップする場面を連続で見たという事。
佐野はNOAHに来てからしか見てないんで、強くて上手いというイメージがある。強いと言うより、負けない選手というか。それが連続して同じ技(腕十字)でギヴっていうのが、信じられなくて。
プロレスとVTは別物なんだなぁと、当たり前のことではあるが実感した

PRIDEが面白いのは、勝敗の予測がつかないからだろう。
石川を倒したジャクソンは桜庭に負けている。その桜庭が2連敗したシウバとやって、カールは判定に持ち込んだ。じゃぁカールは石川より強いのか?といったら、そんなことは全然ないわけで。
ついつい選手の格みたいなものを念頭に置いて、プロレスを見ている普段の自分に気付いた

今日NOAHは開幕したわけだが、その結果を見て、素直に喜んだり悔しがったり出来ない。
これは決して不毛なヤオガチ論争なんかじゃないし、プロレスに意外性を求めるのもどうかと思う。
実際に観戦してしまえば、面白いのは分かっているんだけれど。
まぁ、会場に足を運ぶようになって1年8ヶ月、全然変化ナシでいられるわけもなく。
私もちょっとは成長したんじゃないか…と思いたい。
他人からしたら、<b><font size=+1>ひねた</font></b>んだと言われそうだけどね