epitaph

今月の紙プロ石川雄規が「別れた女を久しぶりに抱いたら案外良かったり=だから今は離れても、しばらくしたらバトを見に来て欲しい」みたいな事を言っていて(立ち読みなのでうろ覚え←苦笑)、「あぁ、何てらしいのかしらん♪」と嬉しくなった。
が、その一方で「ふっ、甘いよ、石川サン」と口の端を歪めてもしまった。
別れた女からしたら、昔の男は思いの他良くないかも知れず。さらに彼女が良くなってたのは、別れた後の経験によるものが大きいと思われ。
つうか、別れた男と簡単に寝るような女じゃイカン。男と女が別れるっていうのは、そういうことじゃないのかね?

などとどうでも良い事を考えてたら、そういえば私にとってプロレス観戦というのは、男に逢いに行くようなものだなぁと思い当たった。
5000円前後の費用も、2〜3時間の所用時間も、帰りの心地良い疲労感も(18禁)。時には大外れで泣きながら帰ったり(苦笑)。
先シリーズが終わって1ヶ月のオフを前に途方に暮れたものだが、行かなきゃイカないで馴れちゃう辺りも。
最初の頃は頬染めて、カレンダーに印なぞつけて、その日を指折り待ったっけ。同僚にも「お?今日はプロレス?」とか見抜かれるほど、表情も輝いてたらしい。
今だって行きたいから行くんだけど、以前程ときめかない。馴染んだのか、馴れ合っちゃったのか

遠距離恋愛(笑)をしてる方からしたら、何と贅沢な物言いだと怒られそうだ。行きたくても行けない人だって沢山いるんだし。
それは重々承知で、だからって「わぁ〜い、嬉しいな!」とはしゃげない自分がいる。理由は自分でも気付き始めている。ぼんやりと、ではあるけれど

私はもう、以前の自分じゃない。そういつも思っているつもりなのに、何かというと「あの時こうだったら…」と昔を振り返っている自分に気付き、自己嫌悪に打ちのめされる。
もっと嫌なのは、それを選手のせいにしがちだということ!
彼にこの先を問う前に、私は彼に何を求めているのか。彼がリングの上に立っていれば、それだけで充分だったはずなのに。
もう戻れないし、この先どうなるのかも分からない。そんな当たり前の事が、何故か今になって不安でたまらない。
私が今一番欲しいものは何なんだろう?

・・・そして私は明日を恐れる/私は泣いているだろうから・・・

なんちゅうオチやねん!>自分