ワルキューレの騎行

最近とんとNOAHの為には取らない休みを取って、戸田までバトを観に。
どうしてもあのまんまじゃ嫌だった。NKに行かなかった後ろめたさというより、自分が納得出来ない気がして。
行って大正解。朝10時の開門を待って入り、終わったのは午後の3時。12分1本勝負が5つと、試合数と時間は完全版じゃなかったけど内容は大満足だった

目的はメインの藤原&石川vs臼田&マレンコ。
観たら泣いちゃうんじゃないかって前日までは思ってた。蓋を開けてみたら感傷なんかは微塵もナシ。
組長ったら石川が闘ってるのに、コーナーで出走表広げて予想してるし!しかも練習生呼びつけて舟券買いに行かせてるし!(笑)
相手の臼田とカールにはもちろん、パートナーの石川にも頭突き&ビンタ。「悪い!間違った!」と手を挙げるものの、誰も信じず。
教育マッチだったんじゃないかな、ある意味。コーナーの金具に自ら頭を打ち付けて相手を怯ませたり、師弟で脇固めの競演とか、ネタっていうか、元来プロレスはこういうものだったんだよなぁと、懐かしい感じがした。
大昔、私が小学校に上がるかどうかの頃、家族で大騒ぎしてTVで見たプロレスってこんな感じだったはず。頭突きも関節技も張り合いも派手さはないけど、だからこそそういうちょっとしたフリが、可笑しくてしょうがないわけで。
日頃知ったかぶりの私は「あれは効いてない」みたいな事を平気で言ってしまうけれど、石川に脇固めをかけられたカールの肩は信じられない角度に曲がってて、肌の色も真っ赤になってた。
何もこんな場でそこまでしなくてもって思ったけど、あぁ、バトの試合を観てるんだなぁっていう気分になった

最後は引き分けで、私は絶対4人で何かあるはずだって期待してた。
でも、軽く握手して組長はさっさと帰ってしまった。残った3人も少し残ってたけど、特にアクションはなし。
競艇のついでに観に来た人には、これがどんな意味を持つ試合なのか分からなかったろう。
それがまた、らしいなって思った。3人はこれからもバトに残るんだから。
最後に石川がお辞儀をした。いつもより時間が長かったように感じたのは、きっと思い入れのせいだろう

私なんかが心配しなくても、バトは続いてく。それが確認出来ただけでも、行って良かったと思う。
…こんな事言ったら「てめぇなんざに言われたくねぇ!」って、石川に怒られそうだけどね(苦笑)