say you,say me

小橋が武道館に帰って来る。
今年1月、ホールで離脱前の姿を見ているので、良くぞここまでと思う。
私の身近にいる小橋ファンも喜んでいる。
さすがの私もそれについて、皮肉めいたものは見つけられない。
小橋の笑顔は、魔法の杖。どんな天邪鬼の仏頂面をも、笑顔に変えてしまう。
金髪になろうが痩せようが、その威力は衰えていなかった。
良かった良かった、おめでとう!

が、これで終わらないのが私なので(苦笑)。
小橋の復帰を知って、7月の武道館を思い出した。
場内割れんばかりの小橋コール。はにかんだリング上の笑顔。
その光景に、いたたまれなさというか、疎外感というか、はっきり言ってしまうなら、気味の悪さを感じた私。
これはある種のファシズムではないかと。
小橋に責任はない。同じくファンにも。ただ、その両者が半年振りに出合ったというだけで、全てが帳消しになってしまうのは、納得が行かなかった。
それまでの経緯や当日の試合運びや、私達は多くの不満を持っていたはず。
魔法の杖が振られたからといって、現実は何も変わりはしない

NOAHに欠けている一番大きなパーツが小橋であることは認める。
だが、それが全てではないのだ。
あの笑顔と、私の中に蓄積したものは、全然別物。その事だけは、絶対譲れない。
2月には16000人の大歓声が、どう聞こえるのだろう…

って、まだチケット取れてないんですがー(爆)