Can't Stop It

日曜日、西永レフェリーを場外に投げ飛ばした彰俊に中指突き立てた私。
だけど良く考えてみたら、開幕戦でそれ以上の事をしたヤツ(苦笑)には、肩を竦めながらも全然非難しようという気にはなれなかった。
理由は簡単。それが池田大輔だったから

昔、Tom Waitsの大ファンである某ヴォーカリストが、こんな事を言ってたのを思い出した。
「オレはこいつ=Tomが、例え人殺しをしてたとしても許せるくらい、好きだ」って。
随分とエクストリームな表現だけど、私の気持ちはそれに近いかも。
一ファンとしての思いと人間としての常識は、それはそれ、これはこれで区別するべきだとは思うのだ。
けれど、そんな常識さえひっくり返してしまいたいくらい、私はヤツから多くの物を貰っている。
勝手で余計な思い入れ、何て理屈なんだと自分でも分かってはいるのだけれど

昨日<A HREF=http://www.enpitu.ne.jp/usr5/bin/day?id=52494&pg=20020125>これ</A>を読んで、不覚にも涙が出てしまった。
彼女のバトに対する思いに、胸がギューッとなって。と同時に、自分の捻くれ具合をまざまざと思い知らされた。
どちらが正しいというのではなく・・・そう問われたら答は明白だが・・・私は湾曲した背骨をしているのだなぁと。
こういう思いを抱いた人が同じ会場で同じリングを見ている。だからと言って、私がこの先どうこうなるというのではないけれど、恥ずかしさと申し訳なさと居たたまれなさを感じた。
が、一方で、何だか安心してしまったのも事実。言葉を変えれば、私はやっぱり私だったんだと確認出来た、というか

これからも私は、曲がった姿勢と歪んだ視線のままだろう。それが私に持てる全てだから。そして、それを嫌だとは思っていないから。
だがMariさんの思いに涙をこぼしてしまった自分も、悪くないと思うのだ。肩肘張って突っ張らかっているくせに、実は脆弱な私。誰かに似てはいまいか・・・これは過剰な思い入れか(苦笑)

最後に。
勝手にネタにしてしまってごめんなさい><A HREF=http://www.enpitu.ne.jp/usr5/52494/diary.html>Mariさん</A>
あなたに出会えたことで、久々にサイトやってて良かったなぁって思えました。
どうもありがとう