6.9雑感その3 over the top

メイン:石川vs臼田
石川の髪型に衝撃受けちゃったんで、コスと入場テーマが怖かった。Cozy Powellのドラムが聞こえて来てホッとした。場内手拍子。情念ガウンにまた安堵。「なんだー」って思いながらタイツが怖かったんだけど、ガウン脱いだ後ろ姿にガッツーン!と。PRIDEに出た時のだった。BATTLARTSの文字。生で見る事はないと思ってたんでウルウルと。でも泣かなかったけど。
一方、臼田。上がる前に目を閉じて額をリングにつけて(たと思う)、その姿を見たらやっぱりちょっとキた。
あの件で一番辛かったのは臼田かもしれない。どこにだって行けたのに、一番キツイ選択をしちゃったって。それがやっとこうしてリングに帰って来られた。よかったね、って思った。思ったんだけど・・・タイツ&レガース見て一挙に逆転。キラキラのビカビカ。あのぅ・・・どうしてオレを泣かせてくれませんか?(T_T)
試合は思ったとおりだった。バチバチと、ガスガスと。極めて蹴って殴って、頭突き。飛ばない跳ねない、アピールなし。誰が見ても面白いか?って訊かれたら「うん」とは言わない。でも、私はこれも好き。笑えないし、わくわくしないし、目も丸くならないかもしれないけど、普段はそういうプロレスを見ているからこそ、心に訴えてくるこういう試合が無性に見たくなる。思い入れを許してくれるような気になる。
私が石川雄規とバトに惹かれる理由は、ひたすら共感と愛しさだ。不器用で偏屈で意固地で、そのくせ人懐こい。それゆえの悲しみと歓びをリングの上に見るから

客席の寂しさはW杯のせいじゃないだろ。これが現実。
だけどそれがどうした?行って良かった。ずっと待って、実際に見て、私はこう感じた。そのことが嬉しくて、また次を!と願う。また、語らせておくれよ・・・