翼あるもの

今週は迷うことなくゴンプロ両方お買い上げ。掲載量の少なさは予想していましたが。
記事はDを中心に書いてある週プロの方が断然いい。01.3.29、ビデオで見たあの試合の続きを見たくて、私はずっと池田と多聞を追って来たのだから。先週広島で感じた物足りなさは、正しくあの鹿児島の一戦にあったものがなかったから。きっとそれは、タッグ戦だったからじゃない。多聞がチャンピオンになって立場が違ったからでもないだろう。Dの意識は当時と同じだったろうと思うし。見ている私がいけなかったのかな?という不安は、この記事で払拭出来ました。余りに視線が歪んで、素直に試合を見られなくなってるんじゃないかという自覚症状があるのでね、昨今

週プロにDが田上に膝ついてお辞儀した写真が載ってる。そう、当日私はあれを見て煮え切らないながらも、ほんのちょっとだけ救われたのだ。
Dは時々試合後に対戦相手またはパートナーと正座して三つ指ついて、深々とお辞儀する。NOAHではヨネと最初のシングルでしたし、WEWに出た時はスギとした。あれは藤原組の伝統なのか、バトを見に行くと頻繁に目にする光景なのだ。正確な意味は知らないが、私はあれを満足した証しと受け取っている。
当日の試合、内容は決して満点ではなかった。溢れる思いが空回りというか、隙間から漏れているような効率の悪さを感じた。が、Dは試合後田上に頭を下げた。ちょっと照れたような笑みと共に。
きっとね、あれは「今までありがとう」っていう意味だったんじゃないかと思う。やっぱり田上じゃダメだった、今まで非礼な扱いしてゴメン、付き合ってくれてありがとう、みたいないろんな思いが全部込められたお辞儀だったんじゃないか。そして多分、田上にそれは届いていないだろうけど(笑)

いつだって主役は小橋。小川も秋山も控えていて、注目はちっとも集められない。
でもそのことを、今の私は以前ほど腹立たしくは思わない。到着点はこんなもんじゃない。もっともっと続いて行くDの試行錯誤に付き合ってるのが楽しいんだから。
今後はやっとヨネと定着してくれそうだし、今までよりはもうちょっと理解しやすい行動が増えると予想するのだが。・・・と言いつつ、裏切られたくてウズウズしてたり。あぁ、天邪鬼もここまで来たか、と