I Turned Into a Martian

NOAH特集目当てに週プロ買って、結局9.3横浜文体の記事ばっかり読んでる人挙手!、ってそれは私。
あの日のセミは壮絶でございました。周知の通り私は武藤敬司という人のルックスに弱いわけですが、何がここまでクる原因なのだろう?と思って見た。アレだね、顔ももちろんだけどあのお腹の膨らみ具合。ぽっこりしてヘソが下向いて、こんもり毛が覆ってて、非常にラヴリィ。スキンヘッドに白髪まじりのヒゲ、顔立ちはベィビィフェイスで正にリアルたまちゃん、愛玩系。そのカラダがあの間で動くわけです。ある種の人間ならば好き・嫌いを超越して目が釘付けにならざるを得まい、といつものように試合内容よりも武藤敬司その人を愛でていたわけですよ。三沢、川田と玉砕続きの小島もそろそろ結果を出すんじゃないか、その相手は武藤だろうな、とヲタっぽい斜めの視線でね。別に武藤が負けるのは嫌!って程のファンではないのですが。場外でコーナーにぶつけられて流血したのを見て、「あぁ、お約束」くらいにしか思わなかったし。
でも試合が進むにつれて酷くなる流血、最初は「キャー!たまちゃんがタコになっちゃったー」みたいに笑えてたんですが、段々雰囲気が変わって来た。いわゆるインディのデスマッチとも違う、もちろん普段私が見ているのとも違う何か。血が出てからの武藤はそれを利用しているような、大量に血さえもうまいこと道具に使っているように見えた。「流血している自分に陶酔している」ような。小島がどんなに傷口を攻めようが、出血すればするほど武藤の酩酊度が上がるような。今まで結構流血試合は見てるけど、そのどれよりも凄惨でありながら美しかった。血飛沫の上がり方まで武藤によって演出されているんじゃないかと思ったくらい。独自の美学ってんですか?本当のとこはわからないけどね

そうそう芸術点ってことでは、京平さんが凄かったのよー!
試合を捌きながら、リング下から投げ入れられる何枚もの雑巾で飛び散る血を拭いてました。なんと足で!
雑巾を踏んで血を拭いてはリング下に蹴落として行くのです、もちろん試合は継続しながら。
その華麗な動きはジャグリングのようでもあり、何かの舞踏のようでもあり。達人の技を見たね、あたしゃ

今日NOAHの武道館に行けなかったのは先週全日見に行ったから、ということになっております。
帰りの飲み代=アリーナBだったのにな。あはは