sharp dressed man

大日本プロレス(以下BJW)10周年興行を見て来ました。
あーー、なんなんだろ、この居心地のよさは。BJWのレスラーだけでなくNEOもバトラーツも、いや、彼らが出ると知ったのは当日の未明なのだが。
美味しい物がギューッと詰まった松花堂、いや幕の内…それも上品過ぎるか、言うならごった煮。新興団体ほど活気があるわけでなし、飛び抜けたスターがいるわけでなし。しかし、そこにいる誰もが果てしなく可愛くて愛しい。
万人に薦めはしないが、ある人種の心に響く何かがそこにある…今の私にはそうとしか言えないけれど

各試合については、また何か書くかもしれない。
とりあえず今この時点で言っておきたいのは、やっぱりバカが最強だということ。
それは物理的な強さではない、当然。最高と言い変えた方がいいか。
メインの最後、血塗れになりながらマイクを握って叫んだ伊東の真似をしよう。
デスマッチ最高!プロレス最高!!
プロレスが好きでよかった。これを見て面白いと思える私でよかった

今日久しぶりに見たもうひとりのダイスケ=関本が、デスマッチというリングの上でもがいていた。その姿にちょっとだけ、誰かを思い出してしまったのだった。
胸を張って自信いっぱいのレスラーは素敵だけれど、そうでない、悩みも苦しみも迷いも全て曝け出してしまう男こそが、私には可愛いのだ。
大笑いしてビックリして息を呑んで、本当に今日の興行は大満足だった。が、ふとそのリングの上にいるはずのない選手を思い出していたのだ、実は

今日のメインでの非道はかっこよかった。負けたけど勝った伊東より数十倍惹かれた。数年前まで彼に抱いていた別の印象が帳消しになるくらいに。
極限のデスマッチをして、マイクも持たずただ伊東の手を挙げてやるその姿の、男らしいこと。ある意味、蛍光灯、ガラス、釘十字を受け切った彼こそが主役ではなかったか。
そこですぐ次期挑戦者が名乗りを上げないところも大好き。どこぞと違って。
帰りの酒は本当に美味かった。こういう酒は久しぶりで、あまりに気持ちよかったので、転がり出てしまった次第

会場から出る時に、<A HREF="http://www.bjw.co.jp/topic/2004/041206.html" target=_blank>明日のイヴェント</A>の呼び込みをする李日韓を見た。
彼女こそ、私がBJWに惹かれる理由なのかもしれない…というネタは、またいつかどこかでじっくりやれ…たらいいですね(他人事)