Another Suitcase in Another Hall

前回のバチ穴で最後の最後にズッシリ重く、個人的感想で言えば非常にイタいコメントがあって、以後2週間の間に彼自身のブログと週プロ野郎の記事を読んで、私はすっかり困惑してしまった。
池田大輔の言いたいことがわからない。いや、わかるのだ、彼がその日の興行のいくつかの試合…もっと言えば何人かの選手に満足していないことは。その不満は会場の外の、そこにはいないレスラーやマスコミにも向けられていた。
私はそれを聞いて、読んで、何か自分の考えを記しておきたいと思いつつ、最後には辟易してしまった。だからどないせぇ、っちゅうねん。たかが観客である己に。面白いか面白くないか、また来たいか否か。それだけはこちらで決めさせてもらう。That's all.当然過ぎる答えしか出てこなかったのに、だ

「自己満足だと思うならもう来なくていい」
彼は今夜言い放った。何を今更。これが自己満足でなくてなんなのだ。ハナから観客に(少なくとも私に)ケンカ腰のくせに。こういう部分が、最も誤解され嫌われる所以だと、解っているくせに。確信犯め。
心から「大ちゃん(と敢えて呼ぶ)の全ての試合が最高で感動する」とか「バチバチが日本を良くする」と、信じられたらどんなに幸せだろう。私にはもう無理だけれど

石川雄規が大嫌い!!…そのひとことを、会場にいる誰もが文字通り受け取らず、みんな笑った。ヨネに至ってはもーー、「アンタ最近NOAHでそんなに嬉しそうに笑ってないでしょ」と胸倉掴みたくなるような笑顔で見てた。それだけで池田大輔がどれほど天邪鬼だと認知されているかが知れる。甘やかされてんじゃねぇぞ、捻くれもんが!

ヨネも石川も前の入場テーマだったのに(ヨネ・ボンバイエ久々に聞いた!)、ひとりだけ曲もコスも戻さなかったのは池田の拘りだろうが、私にはバチバチバトラーツの違いなんかどうだっていい。石川と池田が殴り合って蹴り合っている時だけリングを覆う魔法が、今日も確かにあった。それを見るために私は今日そこにいた。恐らくこれからも

誰かと一緒にされるのは甚だ不本意なのですが、実は私も池田大輔が大キライなんですよ、ええ